体外衝撃波とは
体外衝撃波疼痛治療装置
の導入
音速を超えて伝わる圧力波のことを衝撃波といいます。整形外科分野では、その衝撃波を皮膚の上から患部に照射することで、主に腱障害の除痛や組織修復に効果があると言われています。また骨の疾患においても修復効果が期待でき、幅広い治療に応用が可能な装置となっています。
このような場合はご相談ください
- アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎
- 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
- 疲労骨折
- 上腕骨外上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘)
治療の流れ
1.
体外衝撃波のご説明
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体外衝撃波を使用するにあたって、患者さんに使用用途や効果などを説明していきます。ご不明点等あれば何でもご相談ください。
2.
照射部位の確認
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痛みが強い場合などは照射ができない可能性もあります。治療前の診断結果に応じて、患者さんの状態に合わせて照射部位を決めていきます。
3.
照射開始
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ハンドピースを幹部に当て、衝撃波を照射していきます。治療の際は痛みを感じる場合があります。照射時間は10~15分程度となります。
4.
症状に応じて数回照射
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患者さんの状態によって異なりますが、基本的には2~3回の照射を行います。症状によって照射回数を調整していきますので、気になることがあればご相談ください。
リスク・副作用について
※基本的に副作用が生じることはありませんが、
稀に下記のような症状がみられる場合があります
- 腫れ
- 赤み
- 内出血
- 湿疹
- 感覚異常
~禁忌事項~
※国際衝撃波治療学会で示されている禁忌症(整形外科領域)
- 悪性腫瘍
- 胎児,妊婦
- 肺への照射
- 骨端線(成長線への照射)
- 脳,脊髄への照射
- 血栓,血液凝固異常のある方
収束型と拡散型の違い
体外衝撃波には収束型と拡散型があります。
それぞれ特徴が異なり、施術効果にも違いがあります。
収束型
収束型はピンポイントにエネルギーを与える治療方法のため、特定の患部のみに対して強いエネルギーを照射できるのが特徴です。
~有効箇所~
腱付着部炎など
拡散型
拡散型は一度に広い範囲の治療を行うことができるため、収束型と異なり皮膚表面から筋肉や脂肪など広範囲にエネルギーを照射できるのが特徴です。
~有効箇所~
慢性腰痛など
よくある質問
痛みはありますか?
治療中は痛みが伴います。照射の際は、患者さんの状態を確認しながら照射レベルを調整していきますのでご安心ください。
治療回数はどれくらいですか?
一般的には2~3回繰り返し照射を受けることで効果が期待できます。患者さんの状態に応じて、回数を調整していきます。
効果はどれくらいありますか?
除痛や組織修復に効果があると言われていますが、100%痛みがなくなるものではありません。状況に応じて治療を継続していただき、少しずつ痛みを軽減させていきます。